こんにちは。SMOの岩田です。夏真っ盛り、いかがお過ごしでしょうか?コロナ禍の影響で自由な旅行が難しかった反動から、この夏は存分に旅を楽しもうと考えている方が多いのではないでしょうか。私も旅をこよなく愛する一人です。ひとつの旅が終わると、次はどこへ行こうか、何を体験しようかと考え始めます。今月は友人2人とソウルに行ってきました。
今回は、旅の目的やその重要性についてお話ししたいと思います。
伝統的な韓屋や工場をリノベして現代的な魅力ある場所として人気のカフェオニオン。何度もネットで見ていたけれど、やはり現地へ言って体験しないと。安国店も聖水店も良い空間でした
旅行を計画する際、皆さんは何らかの目的を無意識にも持っていると思います。観光、グルメ、帰省、学び、スポーツ、音楽、視察、聖地巡礼、自分探しなど、目的はさまざまです。この「パーパス」、すなわち旅行の目的をしっかり自覚し、同行者と共有することは、限られた時間で充実した時間、満足度の高い旅にするために重要だと思います。
1. 目的を明確にすることの重要性
旅行の目的を考える際、何を見たいのか、何を体験したいのかを具体的にイメージすることが大切です。例えば、今月のソウル旅の設定はこんな感じです。
パーパス(旅行の目的):美食と美容(ファッション含む)
ビジョン(旅行の目的地):ソウル
ミッション(旅行の行程):ソウルの最旬スポットを巡る
バリュー(旅行者の強み):コスメの達人とファッションの達人と食いしん坊でそれぞれの分野の情報通。旅慣れている。
コンセプト(旅行で得る体験):おいしいものとかわいいものと美容で心身にチャージする
このように目的を設定することで、旅の計画が具体的かつ魅力的になります。自分たちの興味や期待をしっかりと把握し、それを旅行に反映させることで、より充実した体験が可能になるのです。
2. 旅の醍醐味と新しい発見
旅の真髄は、自分の「パーパス」に基づいて新しい体験を積み重ねることにあります。旅先での新しい発見や感動は、単なる観光地巡りでは味わえない深い充実感や高揚感を与えてくれます。特に、自分の目的に合った場所やアクティビティを選ぶことで、旅行の質は格段に上がります。
たとえば、SNSや友人からのおすすめを参考にし、自分だけの「カルチャー・キュレーター」を見つけることも重要です。アルゴリズムによる情報過多の時代において、自分の信頼できる目利きからの情報は、よりパーソナライズされた価値を提供してくれます。
↑地元の市場をチェックする食いしん坊の必須リストです。(京東市場)
3. 自分だけのオリジナルの旅:旅のパーソナライズとカスタマイズ
ガイドブックやパッケージツアーが提供する一般的な情報ではなく、自分の好みや興味に合わせた情報収集が旅をより面白くします。SNSや友人からのおすすめは、自分の好みにマッチした独自の体験を提供してくれます。さらに、自分の好きな雑誌やその分野の達人からの情報も大いに役立ちます。また、現地の友人や知人のおすすめも、地元のリアルな情報を得るためには最適です。たとえば、今回の韓国旅行の際にも、美容家やフォローしているインフルエンサーのS N SやYouTubeから情報をしっかりと予習して行きたいところをピックアップしたことで、盛りだくさんで大満足の4日間となりました。
最近の調査によると、Z世代の旅行者はパッケージツアーよりも、自分の好みに合わせた自由なプランニングを好む傾向があります。パッケージツアーの制約を嫌う彼らは、自分の興味に応じた旅行を選び、SNSや口コミを駆使して情報を収集しています。この流れは今後も続くでしょうし、旅行の自由度やパーソナライズがさらに進化することが予想されます。
4. サステナブルな旅の重要性
最近では、サステナブルな旅行が注目されています。環境への配慮を忘れずに、持続可能な観光を心がけることは、特に海外では、重要な要素となっているようです。グローバルな調査によれば、多くの旅行者が本場の文化を体験し、小規模な個人商店で買い物をし、徒歩や公共交通機関を利用するなどのサステナブルな行動を取っています。
日本でも、こうした意識が高まりつつあり、エコツーリズムの市場も急成長しています。旅行中に環境に配慮した行動を取ることで、地元の文化を深く理解し、より豊かな体験が得られるでしょう。
トーベ・ヤンソンによるムーミンシリーズの登場人物、自由に旅することをこよなく愛するスナフキンは「大切なのは、自分のしたいことを自分で知っていることだよ」と言っています。旅の「パーパス」を明確にすることで、より深い意味を持つ旅が実現します。自分の目的をしっかりと理解し、それに基づいて計画を立てることで、旅は単なる移動手段から、心に残る体験へと変わるのです。次の旅では、自分だけの目的を見つけ、とっておきの素敵な旅を楽しんでください。ボンボヤージュ!
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