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SNSはSDGs達成に必要不可欠!?SNSを活用したソーシャルアクション事例:平原依文のサステナビリティコラム

皆さん、こんにちは!SMOサステナビリティコンサルタントの平原です。皆さんは、SNS(LINE、X、Instagram、Facebookなど)のアカウントを持っていますか?SNSは、多くの人に向けた情報を発信することができたり、共に行動を起こすきっかけを作ることができます。今回は、SDGs達成のためにSNSを活用している事例を紹介します。


①キャンペーン


初めに紹介するのは、特定NPO法人TABLE FOR TWO Internationalが行う、「おにぎりアクション」。(https://onigiri-action.com/)「おにぎり」の写真をSNSか特設サイトに投稿すると、 アフリカ・アジアの子どもたちに給食をプレゼントできる取り組みで、2015年に開始し、2022年までの8回の開催で、累計150万枚の写真が投稿され、約836万食の給食を届けています。キャンペーンを行うことで、参加者が自分の食生活を見直したり、世界の食の不均衡や飢餓などの課題を考えることを目指しています。おにぎりの写真を撮るという遊び心があることで、楽しんで参加ができ、背景についても自然と学ぶことができる、SNSを活用したキャンペーンならではの魅力が詰まっています。



②コミュニティ



SNSは情報発信の場所であると同時に、フォロワーたちの交流の場でもあります。ロサンゼルスで海藻を使ったフードテック事業を展開するCashi Cake inc.が展開する和菓子D2C「MISAKY.TOKYO」の公式TikTokフォロワー数は100万人を超えています。海藻などの

海洋生物によって吸収された炭素である「ブルーカーボン」は地球上の約30%の二酸化炭素を吸収すると言われています。一定の大きさを超えると二酸化炭素吸収力が衰えてしまうため、定期的に収穫をすることで二酸化炭素の吸収力が復活します。「食べることで地球環境が良くなる」食材であるため、SDGsの文脈でも注目を集めています。100万人のフォロワーたちは、コメントをしたり、動画を拡散するなどしており、SNSを通じたコミュニティがあると言えるのではないでしょうか。



③インフルエンサー


(右)環境系インフルエンサー・WoWキツネザルさん、X:@wowkitsunezaru_


SDGs達成に取り組むインフルエンサーが多くいます。以前コラムでもご紹介した環境活動家の露木しいなさんは、肌が弱かった妹のために口紅を開発し、「SHIINA organic」を立ち上げました。気候変動についての講演会を全国の中・高校生に行ってます。そんな彼女は、SNSで環境問題に取り組む世界の事例を発信しています。また、環境系インフルエンサーのWoWキツネザルさんは、『エンターテイメントで地球を救う』をコンセプトに【絶滅体験プロジェクト】の主催と、環境問題や生物多様性についてワクワクしながら学べるきっかけを動画や講演で発信しています。YouTubeやTikTokを中心に環境啓発動画などをアップロードしており、環境省のTwitterおよびYouTubeではコラボ動画が公開されています。


いかがでしたでしょうか?SNSは情報発信の場であり、さらには活動に加わるきっかけを与えることもできる、SDGs達成に向けて多くの人と力を合わせる際には欠かせないツールなのではないでしょうか。SNSに馴染みのある方も、苦手意識がある方も、今一度サステナビリティ、SDGsの文脈でSNSをチェックしてみてください。皆さんが今するべき行動のヒントをえることができたり、皆さんのサポートを必要としている人やプロジェクトを見つけることができるかもしれません。



 

平原 依文(ひらはら・いぶん)

SMO 広報・PR / サステナビリティコンサルタント

HI合同会社 代表 / 青年版ダボス会議 One Young World 日本代表


小学2年生から単身で中国、カナダ、メキシコ、スペインに留学。早稲田大学国際教養学部卒業後、ジョンソン・エンド・ジョンソンで、デジタルマーケティングを担当。その後、多企業で広報とブランドコンサルティングを推進。2022年には自身の夢である「社会の境界線を溶かす」を実現するために、HI合同会社を設立。SDGs教育を軸に、国内外の企業や、個人に対して、一人ひとりが自分の軸を通じて輝ける、持続可能な社会のあり方やビジネスモデルを追求する。Forbes JAPAN 2021年度「今年の顔 100人」に選出。

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