top of page
  • 執筆者の写真smo inc

パーパスステートメント改定のビフォア・アフター:日本企業編

更新日:2月13日

以前、外資系企業の英語パーパスの「パーパスステートメント改定のビフォア・アフター」という記事をご紹介したが、今回は、日本企業の場合について見てみよう。


※ なお、旧パーパスから新パーパスへ文言を変更した例の外資企業の例とは異なり、日本企業では、創業時から存在する理念はそのままに、新しくパーパスを据えているところが多いため、ビフォアである「理念」は、実際にはパーパス策定後も使われている可能性がある。


 

TOPPAN株式会社 

旧理念

私たちは常にお客さまの信頼にこたえ 彩りの知と技をもとに

こころをこめた作品を創りだし情報・文化の担い手として

ふれあい豊かなくらしに貢献します

パーパス:

Breathing life into culture, with technology and heart./人を想う感性と心に響く技術で、多様な文化が息づく世界に。


富士フイルムホールディングス

旧理念

わたしたちは、先進・独自の技術をもって、最高品質の商品やサービスを提供する事により、社会の文化・科学・技術・産業の発展、健康増進、環境保持に貢献し、人々の生活の質のさらなる向上に寄与します。

パーパス:

地球上の笑顔の回数を増やしていく。


みずほフィナンシャルグループ

基本理念

〈みずほ〉は、フェアでオープンな立場から、時代の先を読み、お客さま、経 済・社会、そして社員の〈豊かな実り〉を実現する。

パーパス:

 ともに挑む。ともに実る。


大東建託グループ  

経営理念:

限りある大地の最有効利用を 広範囲に創造し、実践して社会に貢献する。

パーパス:

託すをつなぎ、未来をひらく。


朝日新聞グループ 

経営理念:

ともに考え、 ともにつくる

パーパス:

ひと、想(おも)い、情報に光をあて、結ぶ。ひとりひとりが希望を持てる未来をめざして。


東洋経済新報社

企業理念:

 健全なる経済社会を牽引する

パーパス:

 まじめな「異論」で、未来を拓く


HIS 

企業理念:

自然の摂理にのっとり、人類の創造的発展と世界平和に寄与する

パーパス:

『心躍る』を解き放つ


 

これらは、たくさんある例のうちの数個に過ぎないが、ここから見られる考察は以下のとおり。


従来の理念は、長文で分かりにいものが多く、パーパスでは簡潔で分かりやすい表現のものにしている。それにより、社内外に、そして若い世代に対しても、企業の理念が浸透しやすくなる。


②一方で、朝日新聞グループの例のように、文字量が増えているケースもある。短かすぎて抽象的な理念を、より自分ごと化しやすいように、パーパスでは具体メッセージを込めている。





 

こちらもお読みください:関連記事





記事: Blog2_Post

CONTACT US

エスエムオーは、組織がその存在理由である「パーパス」を軸にした強いブランドになれるよう、
パーパスの策定から浸透までのコンサルティングを行うブランディング会社です。

bottom of page