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執筆者の写真smo inc

米銀行PNCのテレビCM:"What's your why?(あなたのパーパスは何?)"

更新日:2月6日


"パーパス"がビジネスの文脈で使われる時、それは "ミッション "や "ビジョン "と比べ、より人間中心的で、かつパーソナルな意味を持つ。ミッションやビジョンはビジネスライクで堅いイメージだが、パーパスという語は音楽や映画などのポップカルチャーでもよく出てくる。パーパスを持つというコンセプトは、現代の消費者にとっては日常的に影響を受けているものであり、共感を得ていると言えるだろう。



「人生のパーパス」というタイトルで、ナレーターがこう問いかける:


「私たちは皆、人生のパーパスを持っている。一つの”WHY”ということ。それは、家族に残しておきたい特別な場所を作り上げることかもしれない。あるいは家業を継ぐことかもしれない。あるいは、あなたにインスピレーションを与えてくれる場所にお返しをするためかもしれない。」


「パーパスが何であれ、PNCプライベート・バンクは、その実現に向けて、あらゆるステップでお客様とともに歩んでいきます。パーパスを実現するための”How”の部分については、私たちにお任せください。さて、あなたの”WHY”は、何ですか?」


("We all have a purpose in life. A why. Maybe it's perfecting that special place that you want to keep in the family. Or passing down the family business. Or giving back to the places that inspire you. No matter your purpose, at PNC Private Bank, we will work with you every step of the way to help you achieve it. Let us focus on the how. Just tell us. What is your why.")


マーケティングや広告は、絶えず進化する消費者のニーズや願望について、時勢を反映するものだ。このPNCのキャンペーンは、個人の人生のパーパス(マイパーパス)を見つけ、それを実現したいという、消費者の願望をついたものである。


消費者というもののほとんどは、どこかの企業の従業員でもある。企業が企業自身のパーパスだけでなく、個人レベルでもパーパスを活用することで、従業員と繋がりを深めることができる。企業のパーパスが個人のパーパスとリンクすることができれば、社員、リーダーシップ、そして組織そのものを、強い絆で結ぶことを可能にするだろう。



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