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就活生が重視するのは「持続可能性」:平原依文のサステナビリティコラム⑨



皆さん、こんにちは!SMOサステナビリティコンサルタントの平原です。

今月からついに2024年度の就活が解禁されましたね!きっと本コラムを読んでいる方の中にも新卒担当者の方や、すでに面接を担当された方がいらっしゃるのではないでしょうか?みなさんはどのように御社の「存在意義」を伝え、対話しましたか?


少子高齢化・人口減少が進む中で、今問われる「人的資本」と「未来世代」。

企業に務めることを決めた際、「いま」の学生が重要視した点はどんな部分なのか。企業の何に共感し、人生の大きな選択である就職先を決めているのか。本コラムでは、2022年に大学を卒業した社会人(以下22卒)から2025年卒業予定の学生(以下25卒)までの意識を見ながら、求められる企業の姿勢を考えていきたいと思います。



Z世代とSDGs


Z世代の学生たちが就職活動で企業を選ぶ際に軸となるのが、”持続可能性”です。

2023年の調査によると、10代のSDGsの認知度が高く、その中でも女性はSDGsの内容まで認知している割合が72.4%という結果となりました。(図1)

学校教育でSDGsに関連する授業が組まれることや、SNSでの発信に簡単に触れられる環境にいる10代は、特にSDGsを認知していると考えられます。実際に私も学校でSDGsの授業を探究教育やアントレプレナーシップ教育で呼ばれることが年々多くなってきています。その際に学生さんからも「人権」「ジェンダー」「環境問題」を始めとする質問を年々多く受けます。中学校でダンスが必修化されたことや、TIKTOKの普及によって、「ダンスがハードルから日常」に変わったように、今のZ世代が日々目にするニュースが社会課題に特化しているからこそ、「SDGsが遠い存在から日常」になっています。


【図1】SDGsの認知率(性年代別、n=1400)



期待される企業の姿勢


若者のSDGsへの関心の高さは、就職活動にも大きく見られます。23卒の学生を対象に行ったアンケートでは、企業にエントリーする際にSDGsに関連する取り組みをどちらかというと重視する人が一番多く、37.2%(図2)。


【図2】23卒対象



25卒の学生が企業選びで重要視する要素で一番多い票を集めたのは、「社会的な影響力がある」で45%でした(図3)。

Z世代が企業選びの際に注目するのは、SDGsを基礎として考える「サステナビリティを重視した経営」という点なのではないでしょうか。また、同調査で次に票を集めたのが、「成長が見込めるビジネスを行っている」で、44%です。


【図3】就職活動中の学生が企業を選択する上で重要だと考える要素(25卒対象)



企業がSDGsに関連する取り組みをすることが当たり前になっている今、学生はそれらの取り組みと、業界の持続可能性も検討の要素にしています。今後就活をする学生は、よりSDGsへの感度が高まると想定されます。


ChatGPTの波及により、「こなす仕事」が自動化されるこれからの未来だからこそ、今は「なんのために働くのか」「どんな社会の一員なのか」を、より一層真剣に考えている学生が多いのではないでしょうか?そんな状況の中で企業は、多面的に行動し、多方位的に「人間ならではの」「透明性ある」コミュニケーションをすることで、次世代の学生から信頼を得ることができ、そこからさらに、より新しい視点を持つことができるはずです。



 

平原 依文(ひらはら・いぶん)

SMO 広報・PR / サステナビリティコンサルタント

HI合同会社 代表 / 青年版ダボス会議 One Young World 日本代表


小学2年生から単身で中国、カナダ、メキシコ、スペインに留学。早稲田大学国際教養学部卒業後、ジョンソン・エンド・ジョンソンで、デジタルマーケティングを担当。その後、多企業で広報とブランドコンサルティングを推進。2022年には自身の夢である「社会の境界線を溶かす」を実現するために、HI合同会社を設立。SDGs教育を軸に、国内外の企業や、個人に対して、一人ひとりが自分の軸を通じて輝ける、持続可能な社会のあり方やビジネス

。モデルを追求する。Forbes JAPAN 2021年度「今年の顔 100人」に選出。


 


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