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CEOより年末年始ご挨拶に代えて:おすすめの書籍

更新日:1月29日

「10年後、20年後に残るのはブランドだ」


常日頃から、こう言っている私です。これは、10年後成長している企業は今と同じモノやサービスを提供しているだけではない、したがって実態は変わっていて、結果、今と同じ残っているのは屋号やイメージなどのブランドだけだ、という意味です。また、ブランディングは、企業価値を高めることに他ならない、とも伝えています。


未来永劫強いブランドであり続けるためには、ブランド、ブランディングを経営で取り扱うことが当たり前の世界になるべきだ、と強く思っています。


そんな中、素晴らしい本に出会いました。伊藤忠の元CFO、関忠行さんが「(経営者は)良質な投資家の声を聞け」と言って教えてくださった、みさき投信・中神康議さんが書かれた「三位一体の経営」です。

書籍の中で、

 "ブランドづくりには必ず「投下資本」が必要で、ブランド資産が実際にできるかどうかは確率論が絡み、その資産が高い「利回り」を出せるかどうかも、そんなに簡単ではない"

というくだりがあり、私なりの解釈を加えると、企業価値を高めるブランドづくり=ブランディングは、初期投資はもちろんのこと、次の一手、次の一手と再投資を繰り返す仕組みが必要であり、それはお金と手間がかかり終わりのないことだ。しかしながら、世の中を見極めながら正しく行えば、資産になっていく、と意訳することができます。

私が考えていながらも曖昧だった「ブランディングを経営で扱うべき」の根拠が端的にまとまっていて、感動しました。その他にも、金言「経営職を務める人に求められるのは、完成度の高い事業観、その1点である」や、ROE≧ROIC≧ROA>WACCなどなど、サブタイトルにもある、みなで豊かになる経営について詳しく書かれていますので、経営者の方はもちろんこと、これから経営者、リーダーになっていくであろう方々にもおすすめです。

 

今年もお世話になりました。来年も、本物を未来に伝えていくために、パーパス+ブランディング視点で、みなさんのパートナーとして駆け抜けますので、どうぞよろしくお願いします!


 エスエムオー株式会社

CEO 齊藤 三希子



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