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SMOメンバーコラム:メルボルンの多文化コミュニティ

更新日:2月13日

はじめまして!SMOインターンの金坂です。私は昨年から大学進学のためオーストラリアのメルボルンに引っ越しました。日本人の観光客も多いメルボルンですが、住んでいるからこそ気がついた、独特なメルボルンのコミュニティの多様性について、お伝えしたいと思います!


 

観光客がよく訪れるのは、CBD(センター・ビジネス・ディストリクト)と呼ばれるエリアです。街なかを歩くと中華料理店の隣にフランス系のパン屋さん、アジアンスーパーの隣にギリシャ系の魚屋さんがあったりと様々な文化が共生している姿が見れます。


まずは、CBDから電車で1時間ほどの郊外に住む私が、街から外れると見られる郊外ならではのコミュニティをご紹介します。


1.Oakleigh 


主にイタリア・ギリシャからの移民が住む地域です。

駅前のショッピングセンターの近くでは美味しいカフェやギリシャ料理を味わえるお店が並んでおり、平日の昼間にも関わらずたくさんの人が集まって談話する姿を見れます。


普段はそれぞれの母国語を話しているのですが、外国人に対してもとても優しくてフレンドリーな方が多い印象です。街並みもヨーロッパを意識している感じです。



2.Clayton


中国人・インド人街。


大きいアジアンスーパーや中華レストランが並びます。

最近では近くに大学がある影響もあり、留学生が増えてきて、若者向けのタピオカ屋さんや火鍋屋さんが作られてます。

Claytonはここ最近中国人・インド人街になったらしいのですが、昔はイタリア人街だったこともありカフェなど名残が残っています。


3.Springvale


ベトナム人とカンボジア人が暮らすエリアです。

ここでは美味しいバインミーや手頃な価格のネイルサロン、ヘアサロンが見られます。

大型のショッピングセンターである"Springvale Central"を訪れると、東南アジア特有の雰囲気に包まれ、オーストラリアにいることを忘れさせてくれます。



これらのエリアは車でわずか10分程度の距離にありながら、それぞれが独自の文化を保持しています。メルボルンは確かに多文化な街ですが、自らの文化やアイデンティティを誇りに思う人々が多いです。それと同時に他の文化も受け入れる心の広さがみられ、そのおかげで世界一住みやすい街に認定されているのではないかと思います。



 

では、メルボルンでの日本文化に対する受け入れについてはどうでしょうか。

いままで海外暮らしが長かったのですが(イギリス・アメリカ・インドネシア)、メルボルン・オーストラリアはその中で一番親日なのではないかと思っています。

理由は以下の通り。


①ジャパニーズフードの人気

味のおいしさは別として、日本風を取り入れたレストランやカフェがとても多く、どのカフェ・珈琲屋に行ってもMatcha Latteは絶対に売っています。日本料理屋もおしゃれなものが街中で展開されており、お茶漬けを専門的に売っているレストランや、カレーパンを専門的に売っているカフェなども!

オーストラリア人の多くが日本食は美味しいと認識しているようで、モールなどに行くと絶対に回転寿司屋があり、いつも行列になっている状態です。


②日本好きの人や、日本に良い印象を持っている人が多い

「日本から来ました」と言うと、日本の文化の良さや日本に旅行した時の思い出などを語ってくれる人が多く、日本旅行をするオーストラリア人がとにかく多い印象です。

バイト先の日本雑貨輸入店でも、日本製にこだわる人がかなり多いと感じています。


③教育の街と知られるメルボルンの日本語教育事情

メルボルンは特に教育熱心な人が多いそうです。移民が多いこともあり、メルボルンにBilingual Programをオファーしている公立の学校が11校、そのうちの2校が日本語英語でのバイリンガル教育を行なっています。移民の日本人の割合で言えば、他の国と比べてかなり少ない中、2/11校の割合で日本語教育を行なっているところに、日本に対する関心の高さが伺えます。


 

異なる背景を持つ人々が共に暮らしながら理解し受け入れるさまは、まさにこの街の魅力の一環であり、今後少子化が進み、移民を多く受け入れるであろう日本でも参考にすべきところが多くあるように思います。


以上、メルボルンの多文化・多様性についてお届けしました。引き続き今後も日本人ならではの視点でウォッチしていきたいと思います!



 

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